マインドフルネスのプラクティスを楽しみながら続ける為に。

昨年NHKの番組で取り入れられた事などもあり、マインドフルネスという言葉を聞いた事があるという人も少しづつ増えて来ました。

 

マインドフルネスと名前の付いたワークショップやクラス等もちらほらと目にするようになりました。

 

そういうものに参加してみようかな?と思っている時、その瞬間のお気持ちはどんなものでしょうか?どんな期待があるでしょうか?

 

参加する前に、「今、自分が持っている気持ち。期待や不安も含めて。」それがどのようなものであるかを、まずしっかりと感じ取ってから参加される事をお勧めします。

 

どこから出発したのかが分からないと、その後にどんな風にどういう道をたどって、どの辺りに来ているのか?という事が後々分からなくなってしまうからです。

 

 

私が修士論文の調査の為に行った8週間のグループプラクティスでは、効果を実感するまでに大体4~5週間かかるという結果が出ました。

 

また、グループを始めて1~2週間目あたりで一番焦りや面倒くささなどを感じ易いという結果も出ました。

 

データ数が少なかったので、必ずしもこうです!と断言は出来ませんが、誰もが通りうる可能性の高い道を知っておくことで、無駄に焦ったり落ち込んだりする事無く、プラクティスを続けて行けるかもしれません。

 

また、当初期待していたものとは違うものが効果として現れて実感するという事もままあります。

 

人間は生き物ですから、周囲の環境との相互のやり取りの中で日々刻々と変化していくものなので、当然と言えば当然の結果だと言えます。

 

もし、誰もが通りうる可能性の高い道を知らなければ、1~2週間目頃には、上手く出来ないと自分を責める事につながったりするかもしれません。効果が出るのはまだかまだかと焦ってしまうかもしれません。また、自分が望んでいた効果が現れず感じられなかった時に、自分の望んでいた効果に執着するあまり、別の形で現れている効果を感じられなかったり無視してしまった結果、効果が無かったと落胆してしまうかもしれません。もしかしたら、なかなか効果が出ないと、途中で嫌になってプラクティスを止めてしまうかもしれません。

 

誰もが通りうる可能性が高い道を知る事は、落ち着いてプラクティスを続ける事の助けになるでしょう。

 

 

 

そして、8週間のプラクティスを終えた後に、初めのスタート地点の瞬間で感じ取った事と、修了した今の瞬間で感じ取っている事を振り返ってみる事は悪いことではありません。

 

自分で自分の変化を客観的に見る。このような振り返りは、自分がいかに変化したのか、人間というものが変化可能な生き物であるという事を理解する助けになります。

 

変化が可能であると知る事は、たとえ今悩んでいても、痛みを感じていても、辛い状況であっても、それがそのまま続く事はあり得ないと知る事につながります。

これは、気休めの為でも、ボジティブシンキングを勧めているわけでもありません。

物の見方、考え方は心理学や医学では「認知」と呼ばれるものです。 認知を司るのは脳です。お肌に出来た吹き出物や傷などに適切な処置をしていくと治ります。そうした傷は膿が出たり、血が出て痛んでいたものが、血が止まり、かさぶたが出来て、やがて薄らとした痕になりという経過を辿って治って行きます。これも、私達の身体というものが日々刻々と変化し続けるものだからこそです。認知が変わるとは、つまり私達の脳がお肌と同じく、日々刻々と変化し続けているという事の証です。

マインドフルネスの研究は、心理学だけでなく、大脳生理学や神経学とも共同で行われています。そうした研究についてもまた別の機会にご紹介出来ればと思います。

 

 

最後に、MBSRで伝えられるマインドフルネスを行う上で大切な7つの事をご紹介して終わります。

 

ご質問、ご相談等は

lajollastresscoping@yahoo.co.jpまでお問い合わせください。

 

 

Seven Foundations of Mindfulness

マインドフルネスで大切にする7つのこと

 

1.Non-Judging  : 評価しない。(いい悪いは無い。ただ在るだけ。)

2.Patience  : 根気強さ。(焦らない。)

3.Beginner’s  Mind  : 初心を保つ。(いつも新しい気持ちで。瞬間を生きる。)

4.Trust  : 自分を信頼する。(洞察や知識を頼りするのではなく、自分の智慧の声を聴く。)

5.Non-Striving  : むやみに努力しない。(「~しなくてはならない」ことは無い。)

6.Acceptance  : あるがままを受け入れる。(今ここの現実を。)

7.Letting go  : とらわれずに手放す。(うまくいったことも、うまくいかなかったことも。)

+ 好奇心を持って楽しみながら♪

MBSRや認知行動療法は腰痛を緩和します。

ニューヨークタイムズ紙に腰痛と認知療法に関する記事が掲載されていましたので、ご紹介したいと思います。

http://well.blogs.nytimes.com/2016/03/22/mind-based-therapies-may-ease-lower-back-pain/?smid=fb-share&_r=0

 

調査は認知行動療法を行う群、MBSRを行う群、これまで行われている一般的な治療を行う群の3つに分けて行われました。

20歳から70才の342人の人を対象にして行われたランダム化比較試験という調査の結果、

トレーニングを始めて6か月後に機能が向上した人の割合は・・・

 

MBSR群 61%

認知行動療法群 58%

一般的な治療群 44%

 

また、痛みの煩わしさの改善した人の割合は・・・

認知行動療法群 45%

MBSR群 44%

一般的な治療群 27%

 

つまり、機能向上面でも、痛みの煩わしさの軽減という点でも、これまで一般的に行われて来た治療法(痛み止め等)よりも、認知行動療法やMBSRの方が効果があるという事です。

特に、痛みの煩わしさの軽減という点において、認知行動療法とMBSRの効果が顕著です。

 

単純化してものすごく分かりやすく言うと、

一般的な治療だと・・・

痛いけれども、そこそこ動けるようになる。

認知行動療法やMBSRだと・・・

痛みもあまり気にならず、そこそこ動けるようになる。

という事です。

 

 

腰痛で悩まれている方は認知行動療法やMBSRを試してみられても良いかもしれません。

 

この研究について更に詳しくお知りになりたい方はアメリカ医療学会誌の原文をお読みください。

http://jama.jamanetwork.com/article.aspx?articleid=2504811

プラユキ・ナラテボー氏とのコラボイベントを開催しました。

5月10日(日)

プラユキ・ナラテボー氏とのコラボイベントを開催しました。

 

午後の部は満員御礼での実践体験となりました。

午前の部は500円のワンコイン設定となっていましたが、まだまだお席に余裕がある状態でした。

 

開場はお庭が美しい事で有名な東福寺塔頭の天徳院さんをお借りして。

「素敵な会場で気持ちが良かった。」というご意見と共に、会場がお寺であったことから参加を見合わせられた方もおられたとお聞きしました。

 

ラホヤ・ストレスコーピングオフィスは特定の宗教を支持・推進はいたしておりません。

 

認知行動療法のマインドフルネスが仏教やヒンドゥー教の修行(ヨガ)をベースに心理学的に開発されたプログラムである事から、今回のようなコラボ企画を実施いたしました。

 

また京都という地域柄、京都が持つ様々な社会的歴史的資源とのコラボレーションをして繋がり活かし合うということで、今回は天得院さんにご協力いただいた次第です。

 

 

午前の部の対談では、タイでも医療関係者の方々がお寺にマインドフルネスのリトリート研修にいらっしゃるというお話しを伺いました。アメリカでも大学で行われるマインドフルネスプログラムの受講は看護師や心理士などの免許更新ポイントに加算されていました。日本ではまだまだですが、やはり仏教マインドフルネスの本場タイは進んでいるのだなと納得しました。

 

午後はまず、心理学のマインドフルネスの中からマインドフルネスムーブメントをメインに3つのワークを体験していただき、「マインドフルネスプラクティスで大切にする7つの事」についてお伝えしました。

 

そして、皆様お待ちかねのナラテボー氏の指導。前半は仏教の教えとマインドフルネスについてのご法話、そして後半は手動瞑想をメインに実践体験が行われました。

 

 

参加者の方からいただいた感想では「もっと実践したい!」というご感想をたくさんいただいております。

ラホヤ・ストレスコーピングオフィスでも様々な機会を設けて行きたいとは思っておりますが、ぜひ皆様方のご家庭で、日常で、出来る範囲から少しづつ続けていっていただければと思います。

 

 

ご参加くださったみなさま、ありがとうございました。

今回ご参加いただけなかったみなさま、またご縁がございますように。

 

 

次回「マインドフルネス&ヨガ」クラスは5月20日(水)夜7時から

京都YWCA(地下鉄丸太町より徒歩7分)です。

定員が7名ですので、必ずメールにてお申し込みをお願いいたします。

lajollastresscoping@yahoo.co.jp

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5月10日イベントお申込み状況のお知らせ。

5月10日のプラユキ・ナラテボー氏とのコラボイベントがいよいよ今週末に近づいて来ました。

 

午前の部は、まだまだお席に余裕がございます。

午後の部のお席は残り少なくなってまいりました。

午前の部のみ。または、午後の部のみのお申込みも受け付けています。

 

午前の部は10:00より

午後の部は13:00より

どちらも開催場所は天得院(東福寺塔頭 桔梗の寺)です。

お申し込みは下記メールアドレスまで。

お名前、ご希望の時間帯、ご所属をお書き添えの上お申込みください。

 

lajollastresscoping@yahoo.co.jp

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自己肯定感を養う:マインドフルネスプログラム

臨床心理学におけるマインドフルネスのプログラムは認知行動療法という流派の中のものとされています。

 

ですが、大学院で私を指導をしてくださった師匠と呼ぶべき先生は、ロジャース派の先生でした。

 

そんな私が、なぜアメリカでマインドフルネスのプログラムの持つ力に気づく事が出来たのか?

 

それは、私をご指導くださった先生とマインドフルネスプログラムはやり方は違えども、言わんとしているところや目指すところが極めて近かったからです。

 

「生きづらさ(息づらさ)」

 

自分自身の呼吸を感じて、気づいて、受け入れて手放してゆく練習を通して、今までとは違った心理的態度を自分自身で養っていくことが出来る。それが、臨床心理学におけるマインドフルネスのプログラムだと思います。

 

以下に、高垣忠一郎先生のご著書から一部を引用します。

 

対話的セラピーでは相手の「ありのまま」を認めます。それは脱コントロールです。「ありのまま」のなかで、生命の働きのプロセスがコントロールの介入なく流れます。「ありのまま」で生きるとは、過剰なコントロールを緩めることです。そうすると、コントロールによって閉じこめられ、せき止められていた生命の働きが息を吹き返すのです。

「生きづらさ(息づらさ)」はコントロール過剰から生じています。コントロールを放棄して、大きな生命のプロセスにつながった安心感です。「自分が自分であって大丈夫」と自己を肯定し、「ありのままの自分」を受け容れて生きる生き方は、他人の期待に応えて自己をコントロールする生き方の対極にあると言えるでしょう。

それはこの肉体的な個体としての自分にできることなど限られているという「無力」を悟り、サムシング・グレートの力に身を委ねることと無縁ではありません。大きな流れ、大きな生命エネルギーの磁場に身を任せることにより、活路を開こうとする姿勢なのです。

 

引用文献

「競争社会に向き合う自己肯定感」高垣忠一郎著 新日本出版社 2008

競争社会に向き合う自己肯定感

マインドフルネスをめぐる文章。

先日、プラユキ・ナラテボー氏の瞑想会に参加した時にいただいたしおりを読んでいて、あれ?どこかで読んだことがあるような文章だなぁーと思った一節がありました。

 

それもそのはず、このホームページブログを作る時にトップページに私自身が書いた文章に内容が似ていたのです(笑)。

 

このページを作った当時、私はアメリカに居て、プラユキ・ナラテボー氏のことを知るよしもなく、アメリカで学んだマインドフルネスプログラムやヨガを行いつつ心理的効果に関して考える中で書いた文章です。

 

そんな私が書いた文章と、タイで何十年にも渡ってマインドフルネス瞑想を続けて来られたプラユキ・ナラテボー氏が書かれた文章の内容が似ているのは、偶然の一致ではありません。

 

心理学の中のマインドフルネスプログラムを開発したジョン・カバットジン博士が、仏教の中のマインドフルネスを理解した上で心理学的に研究しプログラム開発をされた証なのだろうと思います。

以下に、ほんの少しだけプラユキ・ナラテボー氏が書かれた文章をご紹介します。

「身体も心も、この世をサバイバルしていこうとする生命の健気な働きであること。そして自然のシステム(法則性)も、いまや私たちを閉じ込める不自由な牢獄ではなく、人間をはじめとするさまざまな生命が依拠する広大な宇宙であることにも気づいています。」

 

5月10日のコラボイベントではプラユキ・ナラテボー氏からの直接のご指導を受ける時間も十分にお取りしています。

 

お申し込みはメールにてお受けしています。

lajollastresscoping@yahoo.co.jp

 

プラユキ・ナラテボー氏の瞑想会に参加してきました。

5月10日にコラボイベントをするプラユキ・ナラテボー氏の瞑想会に参加してきました。
午前は呼吸を使った瞑想、午後は手動瞑想と歩行瞑想。
いかに仏教の中で行われている方法と認知行動療法の中で行われている方法が近いかということを、私自身、身をもって再確認した体験でした。
コラボイベントまで1か月を切りました。
午前の部の対談&対話会は、打ち合わせ無しのライブにしようという事になっています。
午後の体験の部も、ナラテボー氏ご自身の指導の時間を多くとっております。普段はタイにおられてなかなか直接ご指導を受ける機会はありませんので、このチャンスにぜひ!



イベントへのお申し込みは、参加予定をクリック後、お手数ですが下記のアドレスまでメールにてお申込みください。
①お名前
②ご所属
➂希望の時間帯
④早期割引適用のご希望の有無
をお知らせください。
早期割引は4月20日までに参加費の振込みが確認出来た方に適用となっております。お振込み先は追ってメールにてお知らせいたします。
*当日お支払いの場合は、早期割引は適用されませんのでご注意ください。

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